第1位 モ娘(狼)(1067票)


第2位 自作PC(800票)


第3位 プロレス(682票)


第4位 ヒッキー(663票)



第5位 椎名林檎(622票)
第6位 AA長編(424票)
第7位 鉄道総合(321票)
第8位 同人イベント(38票)
第9位 車種・メーカー(13票)
第10位 ハゲ・ヅラ(12票)

名無しさんβ 氏による観戦記
二次予選01組
一次予選を勝ち上がった10板の中から4板が残る二次予選は
ある意味トーナメント本戦よりも厳しい戦いとなることが予想された。

投票開始。
投票スタートと共にまず<<モ娘(狼)>>の投票が一気に行われる。
<<モ娘(狼)>>は投票日前日から規制・閉鎖騒動が発生していたこともあり
自板票、支援票、見返り期待票、同情票などいろいろな思惑の票が重なり
開始と同時に一気に票を集めてしまい開始10分にして当選確実の情勢となった。
<<モ娘(狼)>>のぶっちぎりの先行を横目に残り3枠を目指して各板の投票が続く。

朝。
おおよその順位が見えてくる。
2〜3位に<<自作PC>>と<<プロレス>>の当選圏にある組。
4〜5位に<<椎名林檎>>と<<ヒッキー>>の当落線上組。
6〜7位に<<AA長編>>と<<鉄道総合>>の落選圏だが逆転の可能性がある組。
残りの<<同人イベント>>、<<車種・メーカー>>、<<ハゲ・ヅラ>>の3板には
ほとんど票が入らない。一次予選を浮動票や支援票を頼りにした板にとっては
組み合わせによってその支援票を失うという一面が露骨にあらわれる形となった。
こうして3板が脱落し残り3枠を6板で争う形ができてゆく。

<<椎名林檎>>は一次予選において最後の2時間で300票を叩き出した。
この力を見せつけた<<椎名林檎>>の一次予選は最終24組であり
実はこの二次予選01組とは連戦となっていたため
対戦相手から見るとその最後の投票力の印象は強く残っていた。

「椎名林檎は夜一気に来る、今のうちに票を積み重ねなければ負ける」
4位を争う<<ヒッキー>>にとっては<<椎名林檎>>と
同じ水準の票数で夜を迎えていては勝てないと考えていた。
<<ヒッキー>>は表面上当落線上にいるにも関わらず、この日一日
<<椎名林檎>>のプレッシャーを受け続け重苦しい雰囲気で戦うこととなる。
<<椎名林檎>>は夜の集中投票に向けてこの時はまだ楽観的であり、
そして3位を走る<<プロレス>>はそれ以上に楽観的であった。

夕方。
<<ヒッキー>>の票はじりじりと増え続け<<椎名林檎>>を引き離し
3位の<<プロレス>>に迫る。<<ヒッキー>>に追いつかれた<<プロレス>>は
ここで初めて<<椎名林檎>>のプレッシャーに晒されることになる。
「このままだと負けるんじゃないか?」
<<プロレス>>は一次予選を余裕の通過をしており
ここに来て初めて当落線上の戦いに巻き込まれることになる。

<<椎名林檎>>も夜の集中投票に絶対の自信を持ちながらも
時間と共にじりじりと引き離されていく状況に不安な気持ちが強くなる。
「これ以上離されるとまずい」
<<プロレス>>、<<ヒッキー>>、<<椎名林檎>>の3位争いは
この中の1つの板がニ次予選で落ちることを意味し
それだけにどの板も重苦しい雰囲気が漂う中で時間は経過していく。

<<鉄道総合>>は当落ラインからは離されつつあったが
選対活動を続け票の積み上げを計っていた。
しかしすでにできることをやっていての現在の票数である。
これ以上票数を叩き出す方法はそうあるものではなく苦しい戦況であった。

<<AA長編>>は勝負にはこだわっていなかった。
それでも<<AA長編>>を支援する板からの投票は増えていく。
<<AA長編>>を支援する板ではまだまだ勝負を諦める差とは思っていなかった。

2位を走る<<自作PC>>は3位以下3板の重苦しい雰囲気とは異なり余裕が見える。
IT連合の一角として終盤の投票数を考えてももう勝ち抜けは見えつつあった。

圧倒的な差で1位にいる<<モ娘(狼)>>はこの時間わずかながら悩みを持っていた。
姉妹板モ娘(羊)が属するゲイ能連合の盟主<<椎名林檎>>を
支援すべきか否かである。もちろん<<モ娘(狼)>>はゲイ能連合には
属していないため直接支援する理由はない。
しかも<<椎名林檎>>はゲイ能連合の盟主としての立場を考えれば
その対戦相手によって支援されるというのは屈辱になるだろう。
しかしモ娘(羊)が<<モ娘(狼)>>と<<椎名林檎>>で投票先を悩んだように
モ娘(羊)の立場を考えると<<モ娘(狼)>>としては両者二次予選通過するのが望ましい。
結果、常時自由投票を旨とする<<モ娘(狼)>>は
各自の判断で一部<<椎名林檎>>に票が流れることになるが
大勢としては<<椎名林檎>>の自力通過に期待することとなった。

夜。
注目の中、集中投票で票を伸ばしたのは<<AA長編>>と予想通りの<<椎名林檎>>。
<<AA長編>>は一気に票を積み上げるが
ここまでの票差を覆すことはできずそのまま単独6位を走ることになる。

そして注目の<<椎名林檎>>は一気に<<プロレス>>、<<ヒッキー>>に並びかける。
今まで票数差に表れなかった3板の本当のそして最後の戦いが始まる。
そして終了直前各選対の票読みでは、
ついに<<椎名林檎>>が<<ヒッキー>>を抜き決着がついたかに思われた。

投票終了後。
運営から結果が発表された。

第1位 モ娘(狼)(1067票)
第2位 自作PC(800票)
第3位 プロレス(682票)
第4位 ヒッキー(663票)
第5位 椎名林檎(622票)
第6位 AA長編(424票)
第7位 鉄道総合(321票)
第8位 同人イベント(38票)
第9位 車種・メーカー(13票)
第10位 ハゲ・ヅラ(12票)

注目の3〜5位争いは40票余りの差がつき
<<プロレス>>と<<ヒッキー>>が逃げ切っていた。
実はコードチェック前の時点では<<椎名林檎>>と<<ヒッキー>>は
同着4位となっていたのだがコードチェックの結果
<<椎名林檎>>は50票以上の票が無効票となり5位となってしまっていた。
無効コードによる票数の減少で落選圏に順位が下がるのは
一次予選23組のラウンジでも発生しており<<椎名林檎>>が
同様の工作にあったのではないかとの疑いを残す結果となった。

1位の<<モ娘(狼)>>はニ次予選でも他を寄せ付けない圧倒的な強さを見せた。
ただし<<椎名林檎>>落選の件では若干悔いを残す結果でもあった。

2位の<<自作PC>>はIT連合として最初のニ次予選通過を果たした。
しかし一次予選は厨房!板に注目を持っていかれ今回は3〜5位争いに
注目を持っていかれる。注目される戦いは本戦持ち越しへ。

3位は<<プロレス>>。一次予選に続きまたもや3位だが
前回と異なり今回は冷や汗ものの3位。
無同盟全方向友好外交は本戦では有利となるか不利となるか。

4位は<<ヒッキー>>。一次予選はさほどやる気を見せなかったが
今回の苦しい接戦を制したことで士気は急上昇。
本戦でも上位進出できるか。

以上、上位4板は本戦へ駒を進めた。

5位は<<椎名林檎>>。ゲイ能連合の盟主まさかの敗退、悔いを残す結果に。
残ったゲイ能連合のために活動し存在感を示せるか。

6位は<<AA長編>>。勝負にはこだわらないといいつつも
たくさんの支援票はやはりうれしい。
板間交流という勝利を片手に姿を消す。

7位は<<鉄道総合>>。選対がんばるもパワープレーの前に敗れる。
残る鉄道路線・車両板に夢を託す。

8位は<<同人イベント>>。
選対活動がほとんどない状態ではここが限界か。
兄弟板である同人板との選対連携が不十分だったのが痛いところ。

9位は<<車種・メーカー>>。選対動かず。誤爆挨拶で名を残す。

10位は<<ハゲ・ズラ>>。こちらも選対機能せず。
ネタだけでは一次予選突破が限界か。

二次予選01組は以上のような戦いであった。