第1位 モ娘(狼)(1991票)


第2位 競馬(1205票)


第3位 新シャア専用(1136票)


第4位 アーケード(643票)


第5位 生活サロン(213票)



第6位 卓上ゲーム(196票)
第7位 ゾイド(147票)
第8位 絵本(134票)
第9位 記念日(98票)
第10位 ニュース議論(19票)
第11位 懐かしラジオ(18票)
第12位 パズル(17票)
第13位 フライトシム(15票)
第14位 レシピ(14票)
第14位 大人の同性愛(14票)
第16位 音楽一般(8票)
第17位 趣味一般(7票)
第18位 冬スポーツ(6票)
第18位 ビリヤード(6票)
第20位 アトピー(5票)
第20位 育児(5票)
第20位 チア(5票)
第20位 DIY(5票)
第24位 芸術デザイン(4票)
第25位 テニス(3票)
第25位 派遣業界(3票)

予選06組観戦記(おそらく某数字板が初出)による観戦記
一次予選 3/9 予選06組、その日投票所は投票レスで埋め尽くされた。
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新シャア専用編
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新シャア専用板に取って、その日は、振り回され続けた日だった。

全板人気トーナメントというものは、投票数を競うと共に、いつからか
板としてのアピールを兼ねたものになっていた。それは、前回も同じ、今回も同じ。
板としてのアピールという観点から見ると、票数をとにかくたたきつける板、
板の支援物資を丁寧に投下する板、そして、ネタをアピールする板がある。
新シャア専用板は、前回の流れからかネタをアピールする板と、他板に見られていた。

現在、シャア板は、旧と新に別れ、旧と新はそれぞれ別の道を歩む事になっていた。
旧板は、時間を決めてJSAと呼ばれる一斉投票をする道を選んだ。旧のその活動は、
その板に属さない気楽さから賛同者が増え、人が少しずつ増えていた。
――そして、新は、萌えに殉ずる道を選んだ。
今回の支援板は、絵本板。最初は、又園芸ネタで?と冗談半分だった新だったが、
絵本板を見にいき、その板の様子を見る内に絵本に惹かれていくことを止められなかった。
多分、絵本を支援すると、二番煎じだと言われるだろう、同じネタをやる限りは前回を
超えられないだろう。脳内の止める声よりも、絵本に関わりたいという想いが勝った。


 新は、動き出した。賛同者は少なかったが、それでも賛同してくれる彼らと共に、少し
ずつ彼らなりに絵本に関わっていった。だが、絵本にその事を知らせるつもりは無かった。
新は、ただ、自己満足で、絵本に関わるのだ、そう思いつつも、どこか、やりきれない思い、
本当にこれでいいのか、という思いを拭い去る事が出来なかった。
その思いを拭い去れないながらも、絵本を見る事を止める事、彼なりに絵本に関わる事を
止める事はどうしても出来なかった。

そして、当日試合開始後、新は、呆然とする事実に直面した。
新シャア専用板は、早くから、絵本板支援を打ち出していて、予選を勝ち抜く意思はない、
その意図が、盛大に裏切られる事態に直面したのだ。
投票所を埋め尽くす、<<新シャア専用板>>への投票。投票。投票。
一体何があったか理解する前に、自らの家に予想外の客が突然、押し入ってきた。

「VIP板は、おっぱいの為に新シャアを応援しますwwwwwww」

VIP板とは、今回のトーナメントで台風の目になっている板であり、多数の票数を
持っている板と目されていた。どうして、VIP板が?新が呆然とする中、VIPはある
画像を貼り付けてきた。女神様と呼ばれる人の支援依頼により、VIP板は、
新シャア専用板を勝手に支援する事が確定したのだ。
本来、別板からの勝手支援は喜ぶべきことかもしれない。しかし、元々勝つつもりがない
新にとっては、その一方的な求愛行為は迷惑でしかなかった。新は、絵本を支援
したかった。そして、そのために今日迄、内心葛藤しながらも、頑張ってきたのだ。

しかし、そんな新の思惑を他所にVIPは動き出した。その日、最大のパワーを持つと
言われる狼が登場する日であった事も、新興のパワーを持つVIPの心の琴線に触れて、
彼らを動かしたのかもしれない。投票所はあっという間に票で埋もれた。
リロードするたびにレス数がどんどん増え、投票スレの残りレス数がどんどん減っていく。
新には、すでに、どうすることも出来ず、埋め尽くされる投票所と、VIPの襲来を見ている
だけしか出来なかった。


そして、その日は、他の板にとっても、消耗する一日であった。

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アーケード板編
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アーケード板は、ゲーム連合に属す大きな力を持つ板であった。
通常であれば、勝ち抜けは、妥当であるとされるが、その日は、
強大な狼が、どこまで動いてくるか分からず、又、初戦という事もあり、
油断はけして出来ない状況であった。

そんな中、試合は始まる。
あっという間に埋め尽くされる、票、票、票に彼らは呆然とした。
自らの力を劣っていると感じた事はない。しかし、圧倒的なパワーの前に
最初は立ち尽くす事しか出来なかった。

しかし、アーケードのゲーマーの意地が、体内から湧き出てきた。持っている
票数は適わないかもしれない。しかし、だからと言ってそのままただ安穏と
ここで立ち尽くすのか。否、否、否。彼らは立ち上がった。

「人気投票行ったか?
今のアーケード板の得票率を見れば、きっとウメハラ神にこう言われてしまうだろう。
それ程までに差をつけられ、圧倒的に不利な状況に追い込まれているんだ。
予選突破は硬い。だがVIPと狼には正直なめられている。
このままでいいのか?
見せ付けてやろうじゃ無いか、俺達アーケードゲーマーの力を。
前回の人気投票を思い出してくれ!

そう、俺達アーケード板に負ける要素は無い!」


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競馬板編
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競馬板は、元々力あるとされてきた板であり、予選勝ち抜けは必至とされていた。
予選から同盟を組んでいる板が多い中、あえて同盟を組まない独自路線を歩んできたが、
組み合わせの妙から、強大な勢力を誇る板と直接対決するに至り、本当にそれでいいのか
という意識が絶えず彼らを悩ます。
しかし、あえて、同盟を組まず、支援を充実させる事で、支援を受ける道を選んだ。

当日、競馬も、投票所の様子に呆然としていた。その中でも交流する板への挨拶、
板からの挨拶絶えず続き、自らが出来ることを着実に続けていた。

そんな中、アーケードからの、熱いメッセージを受け、競馬の心は熱くなる。
元々、彼らはギャンブラーであり、戦いに胸躍る気持ちがないわけではない。
慎重に見える部分は、必要時に、全てを賭ける為の、準備でもある。
今投票所では、強大な二大勢力が蠢いている。しかし、彼らに追いつき、或いは
追い越す事を諦めるつもりも毛頭ない。そして、競馬は戦いの中、今まで競馬が
支援してきた板が、今度は競馬に支援を返してくれている姿を認めた。
自分のしてきた事が間違ってない、そう思えた瞬間であった。

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生活サロン編
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支援物資の量、質に関して、負けているとは思えない。
しかし、兄弟板の生活全般は負けた。その悔しさと一抹の後味の悪さを
払拭するためにも、兄弟板の為にも生活サロンは勝ちたい。そう思った。
 しかし、生活サロンの対戦相手は、強大な板板。それぞれの板は、もし
別の組み合わせであったら、一位通過確実であろうと目される複数の板が
よりにもよって、生活サロンと同組であった。


試合開始後、強大な板板が、一気に票数をたたき出してきた。その姿に
呆然としながらも、着実に歩み続ける事を誓い合う。
投票スレで、延々と票が重なる中、生活サロンは、ただただ支援物資を
落とし続けた。そうやっても予選通過できなかった兄弟の事を思い出して
くじけそうになる。しかし、そんなとき、言葉をかけてくる人がいた。

「宣伝スレに支援物資を投下し続ける生サロ、ガンガレ、負けるな」

その言葉に、それが自分達の戦いなのだと、自分だけではなくすでに負けた
兄弟への力になると信じた。

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新シャア専用編2
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新シャア専用板は、苦悩していた。今、自分達は、望みもしない支援を受けて、
苦しんでいる。しかし、元々自分達も絵本が望まぬ支援をする筈だった。
それは、違うものだと信じたい。しかし、それを言い切れない部分もあった。
そんな時、投票所の新シャア専用板からの投票を見て、絵本がお礼を言いに来た。
その時、新の家は、殺伐と荒れ放題、煽り放題になっていて、初めて来る人間が
近寄れるような場ではなかった。

そんな中、絵本は、おびえる事なく淡々と、投票へのお礼を伝えた。
それは、何の他意もなく、自らの好意を持ってくれた板へのお礼であり、新の
行為を許す癒しであった。底辺まで落ち込んだ新は思い出した。絵本のどこに
惹かれたかを。けして自らを追い詰めず、やれる事だけをやる、その当たり前の
姿に、新は立ち上がった。
自らが信じて、やろうと決めた事、やれると思った事はやろう。
そして、その責任が後にのしかかったとしても、自ら受け止めよう。

絵本が好きだ。絵本を好きだと誰に対しても堂々と言おう。


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全ての戦いが終わった後、最高投票数の数字が残った。
そして、その日、見ているだけのもの、振りまわれたもの、それぞれの中に
その数字と共に、あの一日の記憶が刻み込まれた。

おまけ。
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狼編
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※スレから一部レスを抜粋してます。

いちごパスタ ◆f/5J07xA氏による観戦記
前評判:狼、競馬、アーケードは前回の実績から予選通過はほぼ確実か。
上記3板の獲得票数と、新シャア板を始めとする新興勢力の見極め、4、5位争いが注目された。

んで、投票開始。

新シャア板は、一応絵本板(同組)の支援を打ち出していたために、票数は伸びないものと思われていた。
だが、どうみてもダントツの票数。思わぬところから支援(?)票が投じられている。
その票を見ていると、「おっぱい」「女神」「VIPクオリティ」などと書いてある。
そう、新シャア板はニュース速報VIP(以下VIP)のおっぱいうp祭りの対象となってしまったのである。
これには、新シャア住人も困った。
絵本板を当選させ、自分たちは落ちることをネタとする方向で物事を進めようとしていたのに、
これでは自分たちが当選してしまうばかりか、この後の自分たちのラシが目だたず、おもしろくない…
が、心配するべき所はそこだけではなかった。
VIPの怒涛の投票に影をひそめていた狼板が、Jr板の支援を受けて徐々に攻勢を強め、
さらに夜にもラシを控えているとの情報。これでは新シャア板の住民としては何ひとつ目立てない。
しかし、このことを気に病んでいたのは新シャア板だけではない。
予選通過には問題のない競馬・アーケードも「これじゃ目立てない」と、
両板で狼の得票数に食ってかかろうという話を出し、積極的な宣伝活動をした。
特に競馬板は最萌タイムズなどによって評判が上がっており、徐々に支援票も増えてきた。
また、生サロ板や卓上ゲーム板、ゾイド板なども、2つの予選通過枠を争うはずが、
1つになってしまったため、支援物資・あいさつ回りなどでさらに必死の宣伝活動を続ける。

そんな予選も終盤に入り、予選最多得票が確実な狼板は安閑としているか、と思いきや…
VIPのおっぱいラシを遥かに上回るJr板のラシにより、今まで以上のペースで票を積み重ねる。
前半は目立っていたVIPも、これにはあきらめムードが漂う。
(といっても実際に投票されてるのは新シャア板なわけだが。)
当の新シャア板は、予定していた絵本ラシを実行。想定どおりの目立ち具合とまではいかなかったが、
「絵本ラシいいな」の声があがり、面目躍如といったところか。
ここで、競馬板のあいさつ周りが奏功したのか、多くの板から支援票。
一時は堂々の1位だった新シャア(VIP)を抜き、2位に躍り出る。もはやVIPは盛り返す気力もない。
また、票数自体は少なかったものの、アーケード板も多くの板から支援を得ていた。
この2板が今回得た支援は今後どう生きてくるだろうか…

そんなこんなで投票終了。結果が確定するまでドキドキしていたのは、5位争いをしていた板くらいだろう。
それ程、結果は歴然としていた。一応、狼・新シャア・競馬の3板が1000票越えをしたという事になるが、
狼板にいたっては2000票を越えるかどうかが焦点になるくらいであった。1991票、どう見ても狼の圧勝だろう。
皮肉な事に、アーケード板の600超の得票数も、他の組なら1位通過を狙えるくらいの票数であった。
「今回のアケ板はダメだな」という、前回と同じような声が聞こえるが、果たして巻き返せるか。
そして、5位争いは213票で生活サロン板が制した。生活全般板の雪辱を晴らしたといったところか。

☆こんかいのしあいからわかったこと
競馬・アーケード含む下位板の行っていたような地道な選挙活動も大切だが、
今回のVIPPERのような不確定要素をいかに取り込むか、
また、今回の狼・Jr板のタッグのように、住人の多い板をどうやって引き込むか、
も大切だという事がわかった。


…予選からこんなパワーゲームを見ることになるとは思いませんでした。Jrラシ中には笑いさえ出ました。
個人的には、広く浅くでもいいからいろんな板から支援を受けられるのはいいことだな、と思ったのですが
皆様はどうお考えでしょうか。
あとは、この結果を受けてVIP(もはや新シャアでなはい)や競馬、アーケードといった
有力板がどのように動くか、非常に楽しみです。